2011年1月アーカイブ

お年寄りの運動

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「運動」というと飛んだり跳ねたりするイメージがあり、お年寄りには抵抗があります。

そこで従来の「運動」とは異なる、「米国国立老化研究所の新しい運動指針」というものがあるので紹介します。

  • 慢性病の予防

  かなり少ない量の軽度から中等度の運動を行う

 

  • 生活の自立性の維持

  有酸素運動よりも、軽度の筋力運動やストレッチングを中心に行う

 

  • 一日30分の運動を毎日

    10分ずつ、3回に分けて行ってもよい

 

基本的にお年寄りの運動は、一所懸命になりすぎずに長続きするような運動がよいとされる。

お年寄りに限らずにほとんどの人はつらい運動を継続することはできないのですが・・・

     

リハビリをしてはいけない場合があります。その基準には血圧や脈拍が関わってきます。

アンダーソンの基準の土肥変法やアメリカスポーツ医学協会のスポーツ参加基準などがよく参考にされます。

アンダーソンの基準の土肥変法では、血圧200/120mmHgまではリハビリが可能と、かなり緩めの基準となっています。

アメリカスポーツ医学協会では、「血圧180/110mmHg未満で臓器障害を有さない者はすべての競技スポーツに参加できる」としるされています。

上記の基準ギリギリの場合などは軽めのメニューにした方がよいでしょう。例えば、息が切れるほどの筋力運動などは避けて、マッサージなどをするなど。

しかし、適度な運動は高血圧を軽減する効果があるので、高血圧は原則としてリハビリ禁忌とならないという意見もあります。

普段から血圧をはかり、一日一日の変動を記録しておくことが大切である。個々の状態を考慮していなければリハビリ中止の基準があいまいになる。

日本は脳卒中が多いので重度の高血圧に対する運動は控える傾向があります。不安であれば、医師に血圧の薬の相談やリハビリの相談をすることをお勧めします。

病院リハビリと在宅リハビリは目標が違います。

病院リハビリの目標は病気の克服と社会復帰であり、最大の目標は自宅への退院です。

一方、在宅リハビリの目標は自宅での日常生活の維持や向上、生活の質の向上などで、病院リハビリでの退院に相当するようなゴールはありません。

また、病院リハビリでは活動の回復が早く、在宅リハビリでは緩やかな回復を示します。このため、在宅リハビリは効果がないと思ってしまう方もいます。

障害を負った本人やご家族は発症前のレベルまで回復を望むため、障害を受け入れられず、現実とのギャップが生じてしまいます。

在宅リハビリは長時間かかわるケースが多いので、ゆっくりと時間をかけて、ご本人とご家族に現実を受け入れていただけるように努力をして、前向きに取り組む必要があります。

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