2010年4月アーカイブ

起立性低血圧や褥瘡(床ずれ)の予防のため、入院中のお年寄りなどを座位にすることは重要です。しかし、座位の姿勢をとるだけで満足してしまい立ち上がり訓練の重要性を認識している方は少ないようです。

座っていると腰周囲の筋肉が収縮して力が入っているような感じがしますが、実際はそれほど収縮していません。つまり、座位だけでは筋力訓練にはならないということです。

一方、立ち上がり訓練の場合は立ち上がる時と座りかける時に下肢の筋肉と背中の筋肉が収縮しています。寝たきりにならないためにも立ち上がり訓練は重要となります。

立ち上がり訓練はベッドや車いすなどに腰をかけられる人にはおすすめです。また、家に閉じこもりがちで足の力の弱いお年寄りにも積極的にすすめられます。

立ち上がりが安定すれば歩行訓練と次の段階へすすめましょう。

 

 

 

顔面神経麻痺発症から4か月経って、後遺症が明らかになっている場合を病的共同運動期と呼んでいる。

この時期の顔は顔面拘縮というかたちになっていて、安静時に顔面が左右非対称なっている。麻痺側に口が曲がっていたり、麻痺側の目が小さくなっていたりする。

これらの顔面拘縮の原因は、顔面筋運動のやりすぎがほとんどである。顔面神経麻痺がまだ治っていないと思い、顔面筋運動を頑張り過ぎるのである。強い顔面筋運動や低周波刺激をやめるだけでも顔面拘縮を50%は軽減できると言われている。

顔面神経麻痺の発症時は、麻痺側の神経が働いていない為に麻痺していない側が強く、麻痺していない側に引っ張られる。しかし、後遺症では顔面筋運動のやりすぎで麻痺した側の筋力が強くなり麻痺した側が引っ張られることになる。

つまり、顔面神経麻痺のリハビリでは、一貫して大きく顔を動かしてはいけないということになる。

 

この時期は、迷入再生回路を強化させる運動は避ける。つまり、後遺症を悪化させる行動を回避しなければならない。

顔を大きく動かす運動や低周波刺激は厳禁である。接骨院や整形外科などにあるピリピリした電気や鍼に電流を流してピクピク動かす治療などが低周波刺激である。゛とりあえず電気゛という考えは通用しません。

顔を大きく動かさないよう鏡を見ながら、目や口の開閉運動を行うことが重要となる。

こころのリハビリ

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