2009年10月アーカイブ

運動機能が著しく障害されると、当然ながらADL(日常生活動作)を自力でできなくなる。高齢者や心身障害者を対象とするリハビリでは、ADLを高めることが患者の介護度を少なくすることにつながる。また、それが、国家予算を圧迫している医療費の縮小にもつながる。

最近のリハビリ医学は運動機能のみならず、生活の自立が難しい高次脳機能障害や認知症などに対しての治療に取り組んでいる。リハビリ医学はまさに患者の要介護度を軽減することを専門とする医学であり、日本の未来を左右するものである。

2015年には日本人の25%(4人に1人)が65歳以上の高齢者になるといわれている。
人間は加齢に伴い、神経や筋や骨格の退行性疾患による運動機能障害や臓器の疾患により寝たきりとなる確率が高くなる。

日本が高齢化社会になるほどに身体障害者数も増加し、年齢別にみると6割以上が60歳以上である。原因は脳血管障害と骨関節系の疾患の患者がほとんどである。これらの患者がかかえている不安は、dysmobility(動けなくなること)です。この言葉は患者を治療する上でのキーワードとなります。

リハビリ医学は高齢者のための医学といっても過言ではない。

介護支援専門員(ケアマネージャー)は、2000年にはじまった介護保険制度において、要介護者等の状況を把握・分析し、必要な介護サービスを調整する。医師や看護婦などの医療関係者と介護施設の職員や介護サービス提供者との調整をはかる。

1987年に法制化した職種です。
介護福祉士は障害者や高齢者などで日常生活に介助が必要とされる人々が安全に、かつ、快適に生活が送れるように介護し、介護者を支援する。
社会福祉士は日常生活に支障をきたす者の福祉に関する相談に乗り、助言、指導などを行う。
介護福祉士や社会福祉士は医療機関ではなく、福祉施設に勤務している。仕事内容は病因でのリハビリ医療業務とほとんど変わるところがなく、リハビリ医学の知識を必要とする。

1988年に制度が確立した医療専門職。
先天性・後天性の四肢切断者に対する義足や義手の製作を行うのはもちろんのこと、脳梗塞による片麻痺や脊髄損傷、筋疾患による筋力低下のある患者や関節の変形のある患者などに、機能代行や痛みの軽減を目的として装具の製作などを行う。

 

この資格は1998年に確立された資格です。

脳血管障害をはじめ、頭部の病気やケガなどで失語症や構音障害のある患者に対して、コミュニケーションの評価や訓練を行う。また、喉頭癌や咽頭癌の手術後に発声機能が喪失した患者さんに対して食道発声の訓練などもする。
言語発達の遅れた小児には訓練や評価を行う。
その他、摂食・えん下障害のリハビリなど。

とても重要な仕事です。

作業療法は手芸や工作などの作業をすることによって、関節運動や筋力運動、持久力運動などを行う療法である。

患者の日常生活動作の評価や訓練は作業療法士の重要仕事です。失認や失行などの高次脳機能障害の評価や訓練もその中に含まれます。また、日常生活に役立つ自助具や装具の製作や装着方法の指導などもあります。

患者の退院後について考えるのも作業療法士です。自宅で安全に暮らせるか、手すりが必要かどうかなどです。その他、職場復帰への訓練や評価などなど・・・

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